ダイエット

【過去問51問あり】ダイエット検定の難易度と勉強法

こんにちは。

年々フィットネスやボディメイクへの関心も高まり、トレーニングやダイエットのリテラシーもかなり高まっている中、それら全ての基本中の基本となる知識を問う検定試験。「ダイエット検定」を受けてきました。

  • 出題された内容
  • 勉強方法
  • 試験の感想
  • 資格の実用性について感じるところ

これらを紹介したいと思います。

すでに勉強を始めていて過去問をお探しの方は、出来る限り思い出して出題項目を記載するのでご参考に。

 

 

ダイエット検定について

難易度は?

ダイエットフィットネスボディメイク等々、これらに必要とされる基本的な知識を問う検定試験という感じです。

決して難しくはありません。言うなればかなり易しい検定試験です。

ただ全く知識のない方からすれば、少しは勉強しないといけない内容かとも思います。

合格率は?

80%という驚異的な合格率です。そもそも民間資格で落とすことを目的にしていないということなので、このような数字です。

ただ、合格点は80点以上ということなので、あまり適当では合格出来ない資格かもしれません。

資格の種類と知識レベル、活用方法

生活アドバイザー(2級) 基礎知識 自己の健康増進知識
友人家族へのアドバイス
プロフェッショナルアドバイザー(1級) 基礎応用レベル 職業レベルでの活用
職業カウンセリング
インストラクター 上級レベル 協会認定スクール開講
協会主催セミナーの講師

出題内容は?

インストラクターは受けていないので分かりませんが、少なくとも1級はダイエットやボディメイクに少しでも興味があれば、知っている内容がほとんどです。

その知識が正しいものかどうかを客観的に計れるのがこのダイエット検定と言えそうです。

ただ、知識があるからといって無勉強ではさすがに受からないと思います。

ちなみに試験問題は日本ダイエット健康協会が出版しているテキスト(1級・2級)から出題されますので、テキストは必須でしょう。

ダイエット検定の勉強方法

テキストを軽く一読して、テキストに書かれている用語やメカニズムが理解出来れば、特に決まった勉強方法でなくても十分合格できるでしょう。

理解できているのであれば、あとはテキストの「暗記」です。

私の場合は、1級2級のテキストを読み、「あ、これなら大丈夫だろう」ということで、テキストではあまり勉強しませんでした。勉強は主にネット。
テキストに出てくる用語やメカニズムについてネットで調べて、より詳細に理解することに努めました。 テキストの暗記時間はおよそ5時間程度かと思います。

全くの初心者で初めて勉強を始める場合は単語の意味から知る必要があるため、最低でもテキストでの勉強は10時間は必要かと思います

あとは如何に暗記できるかです。

とにかくテキストから出題されるので、赤線引いて下敷き当てて文字を隠す。みたいな方法でひたすら反復。これで大抵の方は受かると思います。

安心して臨みましょう。

事前講習会の必要性

これはある程度勉強された方は必要ないかと思います。

自信の無い方は受けてもよいかと思いますが、私は受けていないので内容は分かりません。

ダイエット検定試験の感想

試験施設はどんな?

私は東京会場で受けました。東京農大のキャンパス内です。

駅から遠いので早めに行って開場待ちしてました。

ソファもあり比較的快適に過ごせましたが、いかんせんこの施設のトイレがいけない。トイレ内の照明は人感センサーでの点灯なのですが、感知範囲が狭いのと点灯時間設定があまりに短く、用を足している最中に照明が消えますw

試験に関係ないですが、建築士としては見過ごせないですね。

東京農大の施設
待合スペースで開場待ち

受験者は思っていたよりも多かったです。

ついに会場入り

そして席には他資格のパンフレット

他資格の案内

う~ん。受けないよな~

受験して実際どうだったの?

やはり時間は余ります。1時間ありますが、およそ半分で回答は埋まります。

ただ、分かってはいたもののテキストをあまり読み込んでいなかったため、思い出すのに悩むものもありましたし、正解かどうか怪しいものもありました。

それでも90点は確実なので、やはり易しい検定試験と思います。

過去問

ではここからが本題ですね、何が出たの?ってところです。思い出せる限り箇条書きにしたいと思います。出題順はランダムです。ご了承ください。

2級

  1. 正しいダイエットに必要な行動(Q1)
    1. 適正な目標体重、および適正な目標期間を把握する
    2. 正しい食事内容と摂取方法を学び、実行・継続する
    3. 炭水化物と脂質を極力抜いた食事を続ける
    4. その他正しい手法・生活習慣を学ぶ
  2. ダイエットの本来の意味(Q2)
  3. メタボ予防のため厚生労働省が出した標語で最優先されている行動は(Q6)
    1. 食事
    2. 禁煙
    3. クスリ
    4. 運動
  4. BMIの正式名はBody Mass Indexである(Q7)
  5. 体内の80%は水分である(Q10)
  6. 脂肪とは動植物に含まれる栄養素のひとつで、英語のfatがそれに該当する
  7. 脂肪が体内に入るとリパーゼで分解され胃で吸収され血中に入る
  8. 皮下脂肪と内臓脂肪の違い
  9. タンパク質は過剰摂取してもアレルギーを引き起こさない
  10. 6つの基礎食品群で間違った組み合わせは?
    1. 肉・魚・卵:タンパク質
    2. 牛乳・小魚・海草:ミネラル
    3. 淡色野菜:カロチン
    4. 穀類・いも・砂糖:炭水化物
  11. 食事バランスガイドの軸は何を表すか?
  12. 栄養学のカロリーは摂取エネルギーを表し、生理学のカロリーは活動エネルギーを表す
  13. 食物に含まれるカロリーは1kcalとは1Lの水を(ア)℃~(イ)℃まで(ウ)℃上げる熱量で、消費エネルギーは酸素の消費量で計算する。1Lの酸素の消費で約(エ)kcalと計算される。
  14. テキストに記載のカロリーコントロールの不確実性について3つ以上記述せよ
  15. イカの100kcalとバターの100kcalが体に与える影響は同じか?違うか?またその理由を記述せよ
  16. アジを調理する場合、最もカロリーの低いのはどれか
    1. 網焼き
    2. 刺身
    3. 揚げ物
    4. 煮物
  17. 太りやすい人は代謝が良い
  18. 基礎代謝とは「空腹時に20℃の室温で静かに横になり目を閉じている状態」である
  19. 睡眠代謝と基礎代謝は消費エネルギーは同じである
  20. 基礎代謝が最も活発な季節は?
  21. ○○○の場合の目標心拍数を計算せよ

2級はこんなところでしょうか?常識の範囲で回答可能な問題も多かったかと思います。

1級

  1. PFCはPタンパク質・F脂質・CビタミンCである
  2. PFCバランスの合計が100%にならないことがある
  3. 日本人のPFC比率はCが一番多い
  4. ビタミンの定義
  5. 水溶性ビタミン
    1. C
    2. B群
    3. パントテン酸
    4. E
  6. ミネラルの種類と働き
    1. カルシウム:歯・骨の構成元素
    2. クロム:インスリンの働きの補助
    3. ナイアシン:細胞内液と外液との浸透圧の調整(細胞外に存在)
    4. 亜鉛:あらゆる体内酵素の構成元素
  7. 必須アミノ酸とは体内で合成(ア)で、バリン、ロイシン、(イ)のような(ウ)種類のアミノ酸を言う。
  8. 糖質100g、脂質20g、タンパク質30gの朝食の総カロリーを計算せよ
  9. 脂溶性ビタミン、水溶性ビタミンのサプリメントの摂取時の注意事項をそれぞれ記述せよ
  10. 糖新生について説明せよ
  11. オメガ3の代表的な成分はα-リノレン酸である
  12. 以下の効果と食品の組み合わせで正しくないものはどれか
    1. 脂質代謝:卵・納豆・ほうれん草
    2. タンパク質の同化:シジミ・イワシ・バナナ
    3. 血糖値を下げる:牡蠣・レバー
    4. 糖質代謝:羊肉・カツオ
  13. アルコールのカロリーは(ア)kcalで・・・太るメカニズムは、アルコールは人体にとって(イ)で、それを処理するために(ウ)が忙殺され、本来貯蔵すべき(エ)が貯蔵されず、脂肪細胞へ送られることが原因となる。
  14. ビタミンB1はにんにくと同時に摂取すると吸収効率が上がる
  15. メタボリックシンドロームの判断基準
  16. 内臓脂肪の悪玉機構
  17. 肥満の種類について説明せよ
    1. 単純性肥満
    2. 症候性肥満
  18. 低血圧は失病リスクは低いが、低体重も失病リスクは低い
  19. 加齢と女性ホルモンの作用
  20. 褐色脂肪細胞について
  21. 低GI値食が有効なケースを記述せよ
  22. 高GI値食が有効なケースを記述せよ
  23. インスリン・グルカゴンについて説明せよ
  24. 自律神経には交感神経と体性神経がある
  25. 肥満者の大多数は交感神経の働きが低下している」という意味を表した英文の頭文字をとってムンク症候群が発表された。
  26. テキストに記載の運動の主な効果について4つ以上記述せよ
  27. 消費カロリーの計算
  28. 筋肉成長のメカニズム
  29. 座位でつま先を上げる:前頚骨筋を鍛える
  30. DITについてタンパク質は30%が消費され、糖質は(ア)%、脂質は(イ)%が消費される。

1級はこんなところでしょうか?

なかなか覚えているものですね。かなり正確に思い出しているので、参考にしていただければ幸いです。

ダイエット検定資格の実用性

正直なところ、内容についても非常に薄く、実際に職業レベルで活用できるかというと少し疑問が残る。また、そしてテキストに記載されている内容も、最近の論文では逆を唱えているようなものもあり、一概にこのテキストの内容が絶対正しいとも言い切れないもののように感じます。

私も勉強してて疑問に思う部分も多く、再度ネットで調べなおしたりしてました。

しかし、一般には十分訴求効果のある資格であると思うし、基礎を学ぶという意味では非常に有用な検定試験であるかと思いました。

ダイエット検定1級テキストはこちら

ダイエット検定2級テキストはこちら

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